「朝霞市博物館」 歴史がわかるお勧めスポット
開館5周年を迎え、4月11日には入館者が20万人に達しました。
朝霞市博物館では、考古・歴史・民俗・美術工芸の4つのジャンルによる展示を行っているほか、古文書の講座や歴史や文化に関わる講演会、
暮らしの道具や朝霞の産業を支えてきた数々の道具を紹介する収蔵展などを行っています。
また伸銅を製造する様子を示した模型や、新河岸川の船運を再現した模型などがあり、小・中学生にも分かりやすく解説されています。
ほぼ等身大の人形が水車による伸銅(圧延/あつえん)を行っている模型は、
人が近づくとセンサーが感知して動き出すようになっており、ちょっと驚かされます。
展示物を見る前の予備知識の入手手段として、あるいは見た後の確認の意味で、映像コーナーはたいへん役立つアイテムでしょう。
ここでは4面マルチ映像で「朝霞の生い立ち」「朝霞の四季と年中行事」「朝霞歴史の道」などの番組を、ゆっくり座って鑑賞できるようになっています。
同館に在席している学芸員の方たちは非常に熱心で、
個人で訪れても分からないことがある時や解説が欲しい時などは、声をかければ気軽に応じてくれますし、
図書室には歴史に関する資料や辞典など、入門書から専門書までおよそ3000冊の書籍が収められており、
新座市、志木市に在住の方たちにも利用価値は高いはずです。
受付では、同館でしか手に入らない朝霞地区に関する資料や書籍が販売されていました。
なお展示室に続く通路からは、今回紹介した朝霞の伸銅業を支えた、当時のままを復元した水車を見ることができます。