行政と市民との接点をどうする?
□ 市民が行政に望むこと
「アカウンタビリティー」(説明責任)
多くの地方自治体が直接あるいは間接的に編集し、頒布する印刷物の数は増え続けています。
例えば埼玉県は新聞折り込みによって「彩の国だより」を、また各市の「広報」や「市議会だより」は町内会などの手で配布されています。
インターネットのホームページの制作、発信も花盛りで、各市役所はデザインや使い勝手を競っています。
その他各種のパンフレット、ガイドブックをつくる自治体も増えてきました。イベントのプロモーションにも熱心です。
私たち市民には情報サービスの雨が降り注いでいると言っても過言ではありません。
私たち市民は、日々の忙しい生活の真っただ中で、これら行政の情報サービスをどう受け止めればよいのでしょうか。
私たちもこれらのサービスに対して本音を語るべきでしょう。
行政が提供する情報の中には、予算・決算、財政数字などが罫線枠の中に収められ、
また首長の肖像や活動日程のほか、交際費の公開なども目に入ります。
しかし自分の生活の外には余裕を持たない人にとって、必ずしも表向きの数字、一覧表などは関心事とはならないのです。
ほぼ単一の人種で成り立つ日本とは違い、人種の「るつぼ」とも言われる多民族から成り立つアメリカでは
ことばも文化も異なる人々が「わかりやすいコミュニケーション」に努め、相互に理解し合える社会を目指してきました。
Accountability はもっとも大事なコンセプトです。
これからわが国の行政には新しい施策を行うことが次々と求められると思いますが、
まず市民に対して納得のゆく、「明解な」そして「透明性をもった」情報や指針が提供されるよう、
行政の「アカウンタビリティー」(説明責任)に期待します。
本当のことを誰にでも分かりやすく!
参考:
埼玉県和光市のサイト http://www.city.wako.saitama.jp/
埼玉県志木市のサイト http://www.city.shiki.saitama.jp/
埼玉県新座市のサイト http://www.city.niiza.saitama.jp/