大井町の旧庁舎が国の登録文化財に
旧大井村役場は木造洋館で、昭和十二年(一九三七)に建築された。モダンな鉄骨コンクリートの庁舎で、数年後には、農作業中の人々に正午を知らせるためのサイレンが塔屋に取り付けられ、内部もハイカラな設計で、地域のシンボルだった。その後現在の庁舎が建設されてからは、東入間警察署として転用され、また大井小学校に隣接していているので、その特別教室として使用された。最近は、埋蔵文化財の収蔵庫になっていた。
旧庁舎は、以前の大井村、亀久保村、苗場村の境界にあり、合併後は村の中心となって、しかも川越街道沿いにあることから、地域文化を振興する新しい拠点としてその活用が期待されている。
写真上・パース同下・空から。
ともに町のパンフレットから転載