大木新司氏と
三富(さんとめ)


 大木新司さんは、江戸時代元禄年間に不毛の荒野の開拓で知られる「三富開拓」の地、三芳町上富で生まれ育った。三富の開拓者の子孫として祖先から引き継いで農業に従事する大木さんだが、子供の頃から体が丈夫でなかった氏にとって、農業に従事することは並大抵のことではなかった。そんな中で唯一の心のやすらぎは好きな絵を描くことだった。

 三富開拓者の子孫としての思いと絵を描くことが重なって、やがて、「大地を描く」というテーマで多くの作品を創りあげた。
 大木さんの大地を描く情熱は益々盛ん。平成6年(1994)三富の開拓が始められて300年、三芳町立歴史民俗資料館で特別展が開かれた(平成4年度特別展の資料から)。

 

大木新司氏のプロフィール

昭和11年 (1936) 三芳町上富に生誕
昭和43年 (1968) 松本一氏に画描を師事する
昭和51年 (1976) 創造美術展初出品
昭和57年 (1982) 創造美術会準会員
昭和60年 (1985) 創造美術会会員

 


甘藷掘り(昭和35〜40年頃の光景)


さつまいも掘り(今見られる光景)

 

 

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